10:40▼ 11:20
【Japan-Taiwan Memorandum of Understanding Signing Workshop(Platformer)】
無人航空機の最新活用事例とサプライチェーンの重要性 | Latest Applications of Drone and Importance in Supply Chain
Japan side, ACSL 代表取締役 Co-CEO早川 研介
講演概要
無人航空機(UAV)の日本における直近の活用事例を紹介します。併せて、ドローンメーカーとしての直近重要となっているサプライチェーン構築の現状について共有いたします。
レジリエントなサプライチェーンの構築:技術協業から産業共創へ ~ 日台ドローン産業の国際協力展望~
Taiwan side, 有量科技/AMITA 總經理 / General Manager李誌誠 / Chris Lee
講演概要
グローバルなサプライチェーンの再編や地政学的リスクの高まりにより、ドローン産業は技術革新のプレッシャーに加え、サプライチェーンの安定確保や国際的な連携といった大きな課題に直面しています。本講演では、「レジリエントなサプライチェーンの構築」をテーマに、私自身の経験をもとにお話しさせていただきます。台湾におけるリチウム電池技術、柔軟な製造体制、モジュール統合に関する実践的な取り組みを紹介しながら、これらの強みが日台ドローン産業の高度化と共創を推進する鍵となることを、具体的に掘り下げてご説明いたします。
11:50▼ 12:30
【Japan-Taiwan Memorandum of Understanding Signing Workshop(Platformer)】
日本・台湾サプライチェーンの構築とAIドローンによる新たな空の産業革命
Japan side, AutonomyHD 代表取締役CEO野波 健蔵
講演概要
日本・台湾サプライチェーン構築の意義を述べ、高度なAI実装型ドローンの登場によって、新たな空の産業革命前夜とも言われているが、これまでと何が革新的か、世界はどのように変わるかを紹介する。また、AIドローンの登場でガイダンス(G)、ナビゲーション(N)、コントロール(C)が劇的に変わる可能性を紹介する。
AIが強化する産業用ドローンの力と可能性
Taiwan side, ITRI 機械メカトロニクスシステム研究所 副所長彭文陽
講演概要
本講演では、商用無人機におけるAIの応用可能性について深掘りし、AIがいかに従来のインフラメンテナンスや運用の在り方を変革するかを考察します。 AI技術の最新動向を踏まえ、作業効率の向上、運用コスト削減、作業員の安全確保といった面における優位性を解説いたします。また、ITRIが取り組むAI無人機の具体的な活用事例についてもご紹介いたします。
主な事例は以下の通りです:
*インフラ点検:
ITRIが開発したAI橋梁点検用ドローンシステムを例に、AI画像認識技術を活用した高精度の自動巡回点検の仕組みを紹介。 橋梁の損傷や欠陥を効果的に検出し、クラウドプラットフォーム上で画像管理や異常検出・アラート通知を行うことで、従来の点検手法と比べてコストを大幅に削減します。
* 物流応用:
ITRIの物流用無人機は、複数の地域で荷物配送の実証に成功しており、特に交通が不便な地域において高効率な物流ソリューションを実現しています。
* 送電線碍子の洗浄:
AIドローンによって高所の碍子を自動洗浄する技術をご紹介。作業効率の向上と作業員の安全確保を同時に実現する方法を探ります。 本講演では、AIとドローン技術の融合がもたらす革新の姿を描き、公益インフラ分野におけるスマートで高効率な運用の新時代を切り拓くものとして、さらに日台間における無人機分野の協力可能性についても展望します。
13:30▼ 14:10
【Japan-Taiwan Memorandum of Understanding Signing Workshop(Componets)】
1億画素の超高画質カメラ「GFX100SⅡ」搭載ドローンとAI画像診断サービス「ひびみっけ」の組合せが実現する社会インフラ点検DX
Japan side, 冨士フィルム株式会社 イメージングソリューション事業部 統括マネージャー上野 隆
講演概要
ドローン搭載可能デジタルカメラとして世界最高レベルの解像力を誇る「GFX100シリーズ」の解説と、高画質画像からコンクリート構造物の各種変状を、高精度、高効率で確認、診断可能なAI点検ソリューション「ひびみっけ」のご紹介。
ドローンのグローバルトレンドとITRIの革新的な応用事例
Taiwan side, 工業技術研究院 産業科技国際戦略発展所/ITRI ISTI 組長/Division Director岳俊豪/Chun-Hao Yueh
講演概要
本講演では、世界のドローン市場における最新のトレンドを概観するとともに、台湾の戦略的なポジショニングとイノベーションへの取り組みをご紹介いたします。
また、台湾を代表する応用研究機関である工業技術研究院(ITRI)が開発を進めている、高積載型物流ドローン、水素駆動UAV、AIによる自動点検システムといった先進的な応用事例についてもご紹介いたします。
14:40▼ 15:20
【Japan-Taiwan Memorandum of Understanding Signing Workshop(Componets)】
可搬型FC発電機のドローン業界への展開性
Japan side, 株式会社アイシン E-VC事業戦略部 主幹石田 賢司
講演概要
2050年カーボンニュートラル達成をするために、水素を燃料として発電を行う可搬型FC発電機を開発。トヨタ自動車製の第2世代空冷FCセルを用い、FCEVや家庭用燃料電池「エネファーム」の技術を応用しており、ドローン業界における可搬型FC発電機の適用例を紹介する。
The Future Trends of Lithium Batteries
Taiwan side, 愛國者綠能科技/Patriot Green Energy 董事長暨總經理/Chairman & CEO 呂承璋/Cheng-Zhang Lu (Peter Lu)
講演概要
本講演ではPatriot Green Energyが開発する高安全性・長寿命・高エネルギー密度を特長とするリチウム電池についてご説明していきます。革新的な製造技術と地域連携を活用し、電動モビリティ、ドローン、エネルギー貯蔵など多様な用途に応用可能です。これにより、持続可能なエネルギー社会の実現を目指していきます。
15:50▼ 16:30
【Japan-Taiwan Memorandum of Understanding Signing Workshop(Discussion)】
総合討論(日本側4名、台湾側4名)
【Japan side】
ACSL 代表取締役 Co-CEO
早川 研介
AutonomyHD 代表取締役CEO
野波 健蔵
冨士フィルム株式会社、イメージングソリューション事業部 統括マネージャー
上野 隆
株式会社アイシン E-VC事業戦略部 主幹
石田 賢司
【Taiwan side】
AMITA General Manager
李誌誠
ITRI 機械メカトロニクスシステム研究所 副所長
彭文陽
工業技術研究院 産業科技国際戦略発展所 Division Director
岳俊豪
Patriot Green Energy Chairman & CEO
呂承璋