メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2024

2024.7.24 - 7.26東京ビッグサイト

ものづくり特別講演会

Stage/Lecture/Seminar/Planning

講演会・セミナーの聴講登録REGISTRATION


セミナープログラムPROGRAM


ものづくり特別講演会プログラム

聴講事前登録制会場:東4ホール ものづくり特別講演会場定員250名参加無料企画協力:日刊工業新聞社

※発表団体の都合により、セミナーの中止、または会場・発表会社・テーマ・講演時間が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。敬称略

  • 2024年
    724日(水)
  • 2024年
    725日(木)
  • 2024年
    726日(金)
10:40

11:20
スマート保安の経産省の取組について

経済産業省
産業保安グループ産業保安企画室 室長 岡田 直也(おかだ なおや)

11:50

12:30
AIの活用による自律型・設備管理へのパラダイムシフト

アズビル
アドバンスオートメーションカンパニー 戦略事業開発3部 自律化アプリケーショングループ
シニアコンサルタント 木幡 真望(こはた もとみ)

木幡 真望(こはた もとみ

講演概要 重要設備の突発故障のゼロ化、保全コストの適正化を実現するためには、TBMからCBMへの移行が必要になる。
機械設備の稼働データを学習したAIによる予兆保全の実施だけに留まらず、設備劣化の可視化から最適なメンテナンス時期のリコメンドまで実現する“自律型・設備管理”という新たな概念への展望について説明する。

13:30

14:10
化学プラントの運転・保守におけるAI・IoT活用

東京農工大学 大学院 工学研究院 教授 山下 善之(やました よしゆき)

山下 善之(やました よしゆき)

講演概要 化学プラントの運転・保守におけるAI・IoT活用は、真の意味での革新をもたらす新たな段階に入りつつあります。AIの著しい進化は留まることを知らず、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みは、プラントの生産性と安全性の向上にとどまらず、レジリエンスや持続可能性の向上にも大きく貢献しようとしています。ここでは、化学プラントにおけるスマート保安やIndustry 5.0 の考え方も交えて、AI・IoT活用の現状と今後の展開についてお話しします。

14:40

15:20
プラントエンジニアリングにおけるデータ利活用
(AI時代の知識創造プロセス、スケジュール最適化アプローチ)

東洋エンジニアリング
DXoT推進部、(兼)次世代技術開拓部
デジタルソリューションチーム チームマネージャー 坂本 克(さかもと まさる)

坂本 克(さかもと まさる)

講演概要 プラント業界の課題として、高齢化・人手不足、働き方(建設時残業問題)がある。それらの課題への打ち手となりえる、データ利活用によるプラントエンジニアリングの知識創造、スケジュールの定量評価・最適化として、当社事例①プラント設計へのプッシュ型ナレッジAI技術活用、②スケジュール最適化シミュレーションを紹介する。
これらにより、各社が抱える知識伝承への取り組み、建設プロジェクト初期計画・評価、および実行計画の高度化への参考になることを期待する。
②の事例では工程にあるムダの排除によるスケジュール短縮のみならず、従来の定性的なスケジュール検討・評価によるムリな計画からの脱却による建設業界の働き方改革への貢献も期待される。

15:50

16:30
新しい設備保全システムの導入とスマート設備管理について

住友化学
生産技術部 部長 白岩 淳二(しらいわ じゅんじ)

白岩 淳二(しらいわ じゅんじ)

講演概要 住友化学では国内6工場で基幹システムと連携した新たな設備管理システムに変更・共通化することで、設備保全に関わる幅広い業務が一元管理され、設備・工事案件と関連するヒト・モノ・カネのデータ紐づけが可能となった。その結果、迅速な設備状態把握や保全計画の軌道修正、蓄積したデータに基づく保全予算管理や設備投資判断ができる環境が構築された。設備データ検索性の向上やレポート作成機能などにより、これらのタスクを実行する担当者の負荷は大幅に低減する。
本講演ではシステム構築までの工程や工夫点などを紹介し、当社が本システムの利活用やデジタル技術の導入によって目指すスマート設備管理について説明する。

10:40

11:20
製造業DXの本質 ~プラントにおけるAI活用~

横河デジタル
DX/ITコンサルティング事業本部 AIコンサルティング部
パートナー 岡本 浩実(おかもと ひろみ)

岡本 浩実(おかもと ひろみ)

講演概要 横河デジタルでは、DX/ITコンサルティング事業をとおして、製造業のお客様が抱える課題解決のご支援を手がけている。これら課題のうち、従来技術で解決できなかった案件に対し、安全が必須のプラントにおいて、自社開発のプラント制御AI FKDPPをはじめとするAI技術を安全に適用・実用化することを追求している。プラントにおけるAIの活用事例や取り組みをご紹介するとともに、製造業DXの本質に関する横河デジタルの気づきを紹介する。

11:50

12:30
データ利活用によるスマート保安

三井化学
生産・技術本部 生産技術高度化推進室
室長 八坂 直登(やさか なおと)

八坂 直登(やさか なおと)

講演概要 三井化学の長期経営計画は「DXを通じた企業変革」を基本戦略の一つとし、工場では「人とAIが協調する高効率で安全・安定な次世代工場の構築」実現のため、先進生産技術の開発・評価・実装を進めている。
講演では、生産・技術部門におけるDX推進体制や、デジタル人材育成の考え方と教育体系、数値データ・画像データ・言語データの高度な利活用について、実際の事例を用いながら紹介する。
埋もれている多くのデータを「高度化な意思決定」に活用することは、各社様の共通の課題と認識している。弊社の取り組みと課題感を共有する。

13:30

14:10
準天頂衛星cm級測位サービスの製造・建設・土木への活用 ~圧倒的な省人化・生産性向上を実現

内閣府 宇宙開発戦略推進事務局
準天頂衛星システム戦略室参事官 / 室長 三上 建治(みかみ けんじ)

三上 建治(みかみ けんじ)

講演概要 製造業や土木インフラ建設業の現場では、省人化と生産性向上が求められている。また時代は一層不測化しており、資材管理や上下工程も含めサプライチェーンの強靭化も求められている。いずれも必要な対策としては、人・もの・プロセスの「見える化」、すなわち、今、どこに何があり、どうなっているか「正確な把握」が重要となってくる。
準天頂衛星システムみちびきは、日本版GPSと呼ばれ4機で運用中だが、誤差10mのGPSを凌駕するcm級の高精度測位サービスを無償で提供している。来年度までに3機が追加され7機体制となれば、測位の安定化に加えてGPS等が機能しなくても測位可能となる持続測位が実現される。
次世代の測位システムみちびきが、国内の各地域・分野において、レジリエンス(強靭さ)を高める応用事例や可能性について政府機関、企業現場の専門家の生声でお届けする。

14:40

15:20
インフラ設備のメンテナンス高度化
~火力発電のプラントメーカー視点での新たな挑戦~

IHI
資源・エネルギー・環境事業領域カーボンソリューションSBU
ライフサイクルマネジメント部 国内第一プロジェクトグループ
グループ長 小原 邦彦(おばら くにひこ)

小原 邦彦(おばら くにひこ)

講演概要 IHIは、主にボイラーを中心とした火力発電設備のプラントメーカーとして、長きにわたり国内外の設備保守業務に関わっているが、昨今のカーボンニュートラルに向けた大きな社会ニーズの変化に対応し、アンモニアなどへの新たな燃料転換を通じた技術への挑戦を日々続けている。同時に、高いレジリエンスが求められる火力発電設備に対し、省力化、スマート保安などの新たなニーズへ対応していくため、運転データの蓄積と活用・新たな検査技術の適用・工事期間短縮・ドローン活用などのサービスの開発・提供も行っている。今回は、それらの一端を紹介する。

15:50

16:30
プラントの保安・保全のためのTPM視点でのデジタル技術の活用機会と期待

日本能率協会コンサルティング
TPMコンサルティング事業本部 取締役 本部長 守田 義昭(もりた よしあき)

守田 義昭(もりた よしあき)

講演概要 プラントの保安・保全(信頼性向上・操業安定化)のために、日本発の工場運営プラットフォームであるTPM活動を推進する企業は日本国内のみならず海外でも非常に多い。TPM活動中のプラントで次世代の競争力に向けてスマート保安やスマート保全に取り組んでいる工場も次第に増えてきた。当セッションでは、弊社のコンサルティング経験からTPM活動に親和性のあるデジタル技術と導入アプローチについて解説する。中期計画のなかで保安・保全を革新させたいと考えているプラントの管理者や、社会に変革をもたらそうと考えている野心的なベンダーの方々の一助となればと考えてる。

10:40

11:30(50分)
空間コンピューティングがもたらす新しいオペレーション&メンテナンス(O&M)

千代田化工建設
O&M-Xソリューション事業部
開発・海外プロジェクトセクションリーダー 米山 徹(よねやま とおる)

米山 徹(よねやま とおる)

ATP Design and Engineering
代表取締役 古河 昌史(ふるかわ まさふみ)

古河 昌史(ふるかわ まさふみ)

講演概要 Appleが新しいコンピュータとして発表した「Vision Pro」は、これから数十年の生活に大きな変化を及ぼすことは間違いない。様々な情報へアクセスし、データを活用する方法が画期的に変化することを予見させる。それは産業分野でも同様であり、人手不足や、技術継承、設備老朽化といった大きな課題に対し、様々な形で空間コンピューティングが役立つ可能性を秘めている。この新しいデバイスがどのように産業分野に役立つのかについて、古河氏からユーザー視点で質問してながら、2者の世界から見た日本の課題感や今後の潮流についてセッションしながら考察する。

11:50

12:30
保全業務を変革する"ファストデジタルツイン"の活用と実践

日揮グループ|ブラウンリバース
代表取締役&CEO 金丸 剛久(かなまる たけひさ)

金丸 剛久(かなまる たけひさ)

講演概要 石油化学工業の大規模生産設備におけるデジタルツイン導入の壁となっていた"導入コスト"と"導入期間"。本講演ではこれらを劇的に圧縮し、"いつでも"、"どこでも"、"誰でも"、"すぐに"活用可能な「ファストデジタルツイン」の考え方、最短3日でデジタルツインを構築できる「INTEGNANCE VR(インテグナンス ブイアール)」の仕組みと活用事例を紹介する。
紙図面中心の現場業務が3D中心にシフトすることで、業務の省人化、操業全体最適化だけでなく、新たな市場創出の布石となる構想を共有する。
2024年1月に初著作となる「製造業の3D革命」を出版。出版記念イベントに集まった全国から参加者へ、DX最前線の情報を提供。

13:30

14:10
製鉄会社のDX戦略とデータ活用ソリューション
~“豊富な技”と“デジタル”の融合~

JFEスチール
海外事業推進センター
技術ソリューション部 主任部員 四辻 淳一(よつじ じゅんいち)

四辻 淳一(よつじ じゅんいち)

講演概要 JFEスチールは、原料入荷から製品出荷までを行う一貫製鉄所を有する製鉄会社である。製造工程の厳しい環境、広い敷地などDXを推進していくには条件が良いとは決して言えない厳しい条件が多い。一方でグローバルな競争力を維持するためには生産性の向上や働き方改革などの実現は必須であり、データサイエンスなどのデジタル技術の活用はその一助切り札となる。JFEスチールは過去からの大量のデータ、ノウハウを保有しており、これらのデータを活用してDXを進めている。今回特に設備管理面での取り組みに焦点を当て、老朽設備の管理、熟練オペレータの技術伝承等の課題に対するソリューションを紹介する。

14:40

15:20
日本がリードする協調安全とは?
働く環境でのウェルビーイング実現と生産性向上

セーフティグローバル推進機構
理事 藤田 俊弘(ふじた としひろ)

藤田 俊弘(ふじた としひろ)

講演概要 セーフティグローバル推進機構では、日本リードで安全・安心・ウェルビーイング実現と生産性向上を同時実現する「協調安全」を2016年から提唱し、推進している。建設委員会(清水建設、鹿島建設、大林組等15社)に加えて、2024年1月からトヨタ自動車が委員長を務めるモノづくり委員会を発足、花王、ダイフク、安川電機、FANUC、オムロン、三菱電機、パナソニックコネクト、IDEC、日本認証等と、新たな協調安全を活用するモノづくり工法の推進が開始され、経産省も参画。協調安全を世界展開するため、EXPO2025での多数のイベントを2025年7月実施予定で、世界的イニシアティブ“Global Initiative for Safety, Health and Well-being @EXPO2025 &Beyond”を国連専門機関等とグローバル推進中。

15:50

16:30
IoTゲートウェイボックスと油圧センサーを用いた油圧装置の状態監視サービス

ボッシュ・レックスロス
営業本部 サービス部 部長 田中 剛(たなか つよし)

田中 剛(たなか つよし)

講演概要 予知保全の目的は、予定外のダウンタイム(例えば、量産ラインの停止など)を防ぎ、関連する保守コストを最小限に抑えることだ。IoTゲートウェイや油圧用センサー群を用いて油圧装置の状態監視サービスを行うことで、クラウドに安全に転送・保存し、エキスパートがそれらを評価し、必要に応じてメンテナンスの計画を立案することが出来る。また、予知保全の解析データの大きな利点は、マシンの状態の変化を早期に検出できることである。

ステージ/講演会/セミナー/企画LIST OF PROJECTS